10/5(金)栄養課主催で松江市内の老人保健施設、
特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの職員対象の
勉強会を開催しました。
わが国での高齢化は深刻となっており、
国をあげて地域包括ケアシステムの構築が進んでいます。
医療や介護の業界でも、「地域連携」は一つのキーワードとして、
多くの取り組みが行われ始めています。
当院でも栄養課として何かできることはないか?
「食」を通して地域連携できれば、
地域貢献につながるのでは?
という思いがあり、勉強会の開催に至りました。
当日は13施設23名にご参加いただきました。
栄養士、調理師など調理従事者の参加が多い中、
歯科医師、歯科衛生士、看護師、介護福祉士など
多職種の参加がありました。
勉強会は
①鹿島病院紹介、
②嚥下調整食について、
③鹿島病院での栄養管理の3部構成で行いました。
中でも、②嚥下調整食については、当院調理師が作製した
「嚥下食弁当」を利用し、
言語聴覚士から試食を交えた講義をしていただきました。
参加して下さった施設には言語聴覚士がほとんどいなかったようで、
口や喉の動きから嚥下調整食について学べる
良い機会になったのではないかと思います。
また今回の勉強会は「手作り」にこだわり、
嚥下食弁当の弁当マップには管理栄養士の手書きのイラストを用いました。
「嚥下食の調理工程を教えてほしい。」
「自分の施設の嚥下食の写真を撮ってきました。」
と参加者の熱意が伝わってきました。
事後アンケートでは全参加者が「次回も参加したい」
に丸をつけて下さっていました。
次回も「参加して良かった!」
と思ってもらえるような内容を企画したいと思います。
今後は、今回の勉強会をスタート地点とし、
「食支援の輪」を広げ、地域に貢献できるような
様々な取り組みを展開していきたいと思っております。
院内外の多くの方の参加を心よりお待ちしております。