鹿島病院スタッフブログ

看護職として③

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

4月から准看護師として勤務をはじめ、

すでに2ヶ月が経過しようとしています。

学生の時とは異なり、実際に医療行為を行う毎日。

患者様の命に係わる仕事である事の重みを感じ、

知識と技術を先輩方に教わりながら

緊張の日々を送っています。

多くの患者様と接しながら、

先輩方のように患者様が思う看護ができるよう、

根拠のある看護を実施したい、

患者様には安心して過ごせるよう

笑顔で接することを第一に心がけていました。

しかし、ある患者様が吸引後に目頭に涙をためながら

「目が怖いよ」と発せられ、

苦しい表情から笑みに変わった

その瞬間に涙がこぼれ落ちた姿が忘れられません。

今までサービス業ばかり経験してきた私は、

笑顔だけは忘れないよう接したいと強い思いがありました。

しかし、痰を吸引すること、観察ばかりに気をとられ、

緊張も重なり、心に余裕が無くなっていました。

患者様は痛い思いをしながらも、私の目を見て観察し、

瞬時に色々な事を感じ、考えておられるのだと気づかされました。

その患者様の目からこぼれ落ちた涙を拭きながら、

「笑顔ですよね!」

と笑顔で伝えると

「おー、おー、そうだわね。」

と満面の笑みで返してくださいました。

今後はこの体験を忘れず、笑顔で接しながら、

確かな根拠と知識・技術を獲得し、

患者様が求める看護を実現できるよう学びたいとより

強い思いとなりました。

多数の疾患を抱える患者様に対し、悩み、

分からないことが多いことを看護部長に相談したこともありました。

看護部長は

「自身が誰よりも詳しくなること、

この部分だけでは譲れない知識を得て、

自信に繋げていってみては?」

とアドバイスをくださいました。

患者様、教えて下さる先輩方、

看護部長のアドバイスに応えれるよう、

まずは自分自身が一日でも早く、

一人前になれるよう努力をしていきたいと思います。


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