先月、広島にジェフ・ベックのライブを観に行ってきました。
ジェフ・ベックはイギリス出身のギタリストで、
エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並ぶ
世界三大ロック・ギタリストの一人とされ、
ローリング・ストーン誌の選ぶ
「最も偉大な100人のギタリスト」
において2003年は第14位、2011年改訂版では
第5位とウィキペディアには書かれています。
日本人のライブは年に1~2回程度は行きますが、
外国人のライブは初めてでした。
しかも、ジェフ・ベックは72歳と高齢で、
ギタリストなので歌いません。
会場に着くと入場待ちをしている人たちが
自分より10~20歳は上の比較的高齢な男性が多く、
いったいどんなライブになるんだろうと思っていました。
ライブが始まると低音が効いた迫力のある演奏で、
ジェフ・ベック自身もすらりとスタイル良く背筋も伸びて
72歳とは思えないエネルギッシュな演奏で
想像よりも良くとても感動しました。
本人が歌わないので演奏だけのものもあれば、
男性と女性、二人の歌手が曲によって歌うものもありましたが
どれも迫力があって日本人のライブとは
全然違うなという印象をうけました。
また、フラッシュや動画は禁止されていますが、
スマホでの写真撮影は許可されていて
ライブ中に写真を撮れることにも驚きました。
終盤になると皆立ち上がって拳を振り上げ、
まるでアメリカのロックフェスのような雰囲気になっていました。
これがあの入場待ちしていた比較的高齢な男性達だと想像すると
ライブ以上に感動を覚えました。
男性は趣味を持たない人が多く、
退職後に家で邪魔にされるという話をよく耳にしますが、
好きなことにはこんなにも元気でいられるんだなと思い、
趣味を持ち、好きなことをするのは大切だと感じました。