鹿島病院スタッフブログ

在宅介護の実情

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

今年のお正月、

私は主人の実家で過ごしました。

主人には93才になるおばあさんがいます。

脳出血で約3年前にオペをしました。

右上下肢麻痺があり、

嚥下障害で水分にはとろみが必要で、

軽度の認知症と軽度の難聴があります。

歩行は出来ず、

車椅子の生活でトイレ介助が必要です。

去年10月から在宅で生活をしています。

転倒を繰り返したため、

ポータブルトイレは使えず、

トイレへ行きます。

介護は主に60才を過ぎた母が仕事を

しながらしています。

同じような状況の患者様が

3階にはたくさんおられます。

私は3泊4日で車椅子移乗、トイレ介助、

食事の準備、キズや軟膏処置など、

普通病棟では当たり前のように

やっていることを在宅で行い、

在宅で行うことが、

いかに大変かを身をもって経験しました。

今までおこなっていた退院支援が

正しかったのかと改めて考えました。

排泄方法や日中の過ごし方など、

自宅の状況に合わせて家族へ指導していきますが、

一度や二度聞いただけでは

とても出来ることではありません。

ましてや24時間の介護になれば、

その負担はとても大きいと思います。

今回のこの経験を今後の退院支援に活かし、

退院指導の開始時期や方法などもう一度考え

直さなければいけないと思います。

回復期リハ病棟の看護師として

より良い支援をおこなえるようチームで

共有していきたいと思います。

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