今年は、3/17~3/23でした。
皆様ご存じのとおり、お彼岸とは
春分日と秋分の日を挟んで前後3日間、
計7日間を指し、私たちの住む世界である此岸(この世)と
仏様の住む世界である彼岸(あの世)が
最も近くなる日と考えられていて、
故人との思いが通じやすくなる日であると言われています。
この世とあの世が最も近づく日に先祖の供養をおこなうと共に、
さらに自分自身も悟りの境地である彼岸へ到達するために
修行をおこなうという意味合いもあるそうです。
私が今住んでいる家は夫の祖母が住んでいたところで、
祖父と祖母の仏壇があります。
私自身も実家には仏壇がありますが、親がおりましたので
お彼岸だからお盆だからと暦を気にしたり、
お膳やお供えを準備することもありませんでした。
しかし、結婚してからは夫婦二人で仏壇のある家に住み
率先して取り組むようになりました。
最初はお彼岸がいつなのか、何をどのようにお供えしたら
良いのかこの年で無知なことを情けないと思いながらも
少しづつさせていただきました。
何も手伝わない夫にいらいらしながらも
それこそ煩悩に打ち勝ち、悟りの境地に達するために
穏やかな気持ちと感謝を心掛けさせていただきました。
年齢を重ねるごとに仏事ごとへの参加も増えてきましたし、
常識のある大人でありたいと思いました。