特に、パン好きというわけではないが、
先日テレビで、智頭町の天然酵母でパンやクラフトビールを
作っているお店の紹介をしていた。
よく自家製の天然酵母を使っているパンも時々見かけるが、
今回びっくりしたのは麹菌を自然から採取するという店主のこだわりだ。
竹を切って半分に割り、ふかしたお米を置いて待つという方法で、
空気中の『麴(こうじ)菌』を工房内に呼び込むという。
智頭町の自然豊かな環境でも、5日に1度程度の頻度で行って、
3ヵ月に1度くらいしか成功しないらしい。
そんな店主の努力が実を結び、
山間部にありながら行列ができるほどになったようだ。
以前、叔父から福岡の親戚が焼いた
天然酵母のパンをもらった時にとても美味しかった。
ヨーロッパを放浪してパン作りを修行した人が焼いており、
私も何度か取り寄せて食べていたが数年前にお店を閉めてしまい、
もう食べることができなくなった。
ふと、そのことを思い出して、そのお店を検索してみると、
やはりもうパンは作っていないが、
未だにそのパンが忘れられないファンがいて、
同じような味のパン求めているが出会えていないということだった。
ちょっと遠いが、今年は先ほどの智頭町のパンを、
時間を見つけて食べに行ってみたいと思う。