鹿島病院スタッフブログ

100円硬貨と令和

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

お題が100円だとしたら皆さんはどのような話を組み立てられますか?

十人十色でしょう。今日のお題は100円硬貨と令和としてみました。

今年(令和元年)の話です。とあるケーキ屋さんでショートケーキを買いました。

数枚の硬貨を(手に)握って(握りしめて)いました。

力の入れ加減か、何かの拍子に硬貨が1枚飛び出てしまいました。

丁度間が悪く、店員さん二人とも客側からすると

向こうむきになって何か作業されているときでした。

手から落としてしまい(実際は跳ねて飛び出た感じ)

ショーケースの下に転がりこんだんです。

妻と顔を見合わせて「どうしようか?」と。

まだ、その時、客は私たちだけだったので、

話すだけ話してみるかということで

「あのーすみません、これこれしかじか、

探してもらえますか?無理ならいいです。」と。

20代とおぼしき若い女性店員さんでした。

「探します。」

ということで下を覗いてみてもらったり、

物指しで探ってもらったり、見つかりません。

次のお客さんも来られたので「もういいですよ。」というと、

申し訳なさそうに「いいですか」と、

お願いしてるのはこちらなのに。

そしたら、100円硬貨さしだされたんですね。

「もし見つかって10円だったら請求してくださいね」

と言ってケーキ数個買って店をでました。

見つからなかったのに100円さしだされたのは私にとっては意外でもあり、

うれしい気持ちになりました。

多分、お店には100円玉マニュアルはないだろうと思います。

以上ですと締めくくりたいのですが、少し時間が経ってから、

なんとなく素直に喜べない自分がいました。

この話が昭和とか平成の初期なら

間違いなく美談で終わるところですが、

その後も考えを巡らせました。

これが私の性格なので、しかたないなと。

よく言えば深く考えをめぐらす、

悪く言えばいつまでもうじうじと。

100円の価値は彼女と私では同じかな???

統計の言葉ですが有意に違うのではないか?

いつの時代も人それぞれであろうが、

目まぐるしく時代が変わるという言葉は昭和にもありました。

(おそらくそれ以前も)今、令和元年、時代のながれ、

自動車業界では100年に一度の変革の時代と言われます。

車の自動運転が実現してきた。

時代の背景の影響を強く感じました。

キャッシュレス、Ai、100円の価値の変化いろいろ考えてしまいました。

宝くじの当選金も上昇してきた。

1等が100万円で家が建つ時代もあった。

どんな昔?いまや1等が10億円。

昔は1円(の価値)が相当高かった時代もあるようで、

その下に銭、厘の単位があったようです。

将棋、囲碁はAiが人間を超えてきた。フェイクニュース、

オレオレ詐欺の横行。IHヒーターの普及⇒火を見なくなってきた。

100円硬貨を握りしめるアナログ感覚、失ないたくないなと思います。


PAGE TOP