メスを置いてから10年経つ。
最近、手術道具を断捨離しているが、
結構高価なものも処分をした。
手術をしていたころは、消防学校の臨時講師、
松江広域行政組合の産業医、
救急救命士の特定行為のメディカルコントロール検証医など
消防行政に医師としてかかわりが結構あった。
ある時、
「消防長官賞に推薦をしたいのですが」
と言ってきた。
当時島根県では受賞者が少ない賞で驚いたのだが、
何年か連続で推薦をしてもらい受賞できた。
そんな消防署とのかかわりで、救急車に乗ると、
こちらから名乗らなくても「〇〇先生」と声をかけてくれていたのが、
10年経った今では「先生のお名前は?」と聞かれ、世代交代を感じる。