現在、小学校では
「あだ名は、いじめにつながる」
ということであだ名をつけてはいけないとされ、
○○さん、○○君と呼ぶように指導されている。
先生を呼ぶ時も「○○先生」ではなく
「○○さん」と呼ぶのが決まりになっているらしい。
私たちの時代はその人を称えてつけているあだ名が多かった。
「ジョウナー」と呼ばれていた子は足が速い子。
「安ちゃん」と呼ばれていた子は苗字に「安」がつく子で、
とても頭がよく尊敬の念を込めて呼んでいたあだ名だ。
私は、「けん玉の~ちゃん」と呼ばれており
小学校の頃けん玉が上手だったため
先生につけてもらったあだ名だが、
子供にその話をするとダサいと言われた。
今の子供にはダサいそうだ。
また、この体形で海であわびやささえを取り、
その頃は珍しいかったスイミング教室にも通っていたため
「古浦のトド」
とも呼ばれていた。
私はこのあだ名をとても気に入っている。
ほかにもいろいろなあだ名があったが、
20年ぶりに会った友達とは今でもあだ名で呼び合い、
飲んだ時は1時間ぐらいはあだ名のはなしで盛り上がる。
あだ名は本人の欠点をとってつけてはだめだと思うが、
尊敬の意味を持ってつけるあだ名もある。
いじめになるからダメというのは
とても残念な気持ちである。
あだ名の文化も継続できたらいいと思った。