鹿島病院スタッフブログ

勤務医として

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

私は、人前で話をするのが苦手だ。

私見だが、話し上手な方の傾向をみると

文学書を愛読している方は上手だと感じる。

私は浜田高校の卒業生で、OB会の亀山会がある。

その亀山会は大きなもので

歴代の会長は山陰中央新報の元会長、

合銀元頭取がなっている。

先日、そんな会長職を

「次期お願いできないだろうか」

とお願いされた。

私は人前で話をするのも得意ではないし...

どうしようかと迷って、妻に相談してみると

「あなたは喋るのが上手ではないし、

いち勤務医がなるようなものではないんじゃない」

と言われた。

その言葉に、

「さすが我妻!よく私のことを理解している」

と思ったりした。

そんな人前で話すこと好きではない私だが、

専門分野における講義で講師をするのは得意だ。

企業や公民館等で「脳卒中の予防」

の講師として何度も呼ばれた。

先日、重症な脳梗塞後の患者さんが紹介されてきた。

入院期間5ヶ月で歩けるようになり、

話も出来るような状態まで回復して退院した。

退院後、紹介元の医療機関を定期受診された際、

その回復ぶりに担当医が驚かれていたそうだ。

私自身も

「さすが週刊朝日の脳卒中リハ病院の

特集に掲載された病院だな」と思ったりもした。

だが脳神経外科医からみると脳卒中に対して

もう少し知って欲しいセラピストも少なからず

居るように感じて当院のセラピストを中心に

勉強会を開催しているところだ。

鹿島病院に来てから患者さんからは

「こんなに丁寧に接してもらって、本当に嬉しい」

という声を掛けられることが何回かあった。

知識と接遇と努力、より素晴らしい病院にしていきたい。


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