ＧＷも終わり民族大移動の喧騒も興奮も収まり、
普段のペースに戻ったように思います。
皆さんはいかがお過ごしでしたか？
連休の前半、長男と山口県の角島へ
１泊２日のツーリングに行きました。
今はバイクで走るのに一番いい季節で、
快適なツーリングを楽しんできました。
角島は、もう今回で５回目、東の天橋立、
西の角島と、私のお気に入りのスポットの一つです。
今や世界レベルで
「死ぬまでに１回は訪れたいスポット」
の一つになっているそうです。
角島大橋は松江からは約250キロの日本海側、
沖合2キロ程に浮かぶ角島と本土を結ぶ橋です。
この橋は平成１２年に完成、自動車メーカーの
コマーシャルのロケ地に使われてからは
全国区の観光名所となりました。
その意味ではべた踏み坂（江島大橋）の
先輩格というところでしょうか？
江島大橋は船舶の往来等も考慮して
短い距離で高さをかせぐため、
急坂と高さが売りで、
テレビコマーシャルから
「べた踏み坂」
のキャッチフレーズになりましたが、
角島大橋は、北長門国定公園内にあることから
景観に配慮するため、橋の高さが抑えられています。
そのため、橋に起伏がほとんどなく、
橋というよりも海の中道といったいでたちです。
全長は約１．８キロでエメラルドグリーンの海を
両サードに見ながら快適に走れます。
人工物の橋がいいアクセントになり、
海と橋と島以外には余計なものがなく、
エメラルドグリーンの海の中をほぼ直線で
伸びていく風景はすごく絵になります。
橋がなければかえって海沿いのありふれた風景だと思いますが、
橋と海と島のコントラストが素晴らしく、
建設当初のコンセプト通り、自然と見事に調和しています。
島への入口が一つしかないので観光シーズンには混雑するのが
玉に傷ですが、それでも一見の価値はあると思います。
島の入口から先端にある灯台まで５キロ程、
本州のほぼ西端を望むようなロケーションで、
夕陽の美しさも格別です。
今回は旅程の関係で長門や萩、
益田を経てそのまま帰ってきましたが、
時間があれば角島から更に西に走り本州の西側を
たどって下関へ降りていく道（国道１９１号線）も最高です。
途中には毘沙ノ鼻といわれる岬に、
正真正銘の本州最西端の碑が建つ公園があります。
是非お勧めしたいスポットです。
ツーリングに行くといつも思うのですが、
狭い日本とはいえ、感動するような風景が各地にあり
それぞれに見るべきところがあります。
海も山も川も、田舎も都会もそれぞれの時間が流れています。
今ここで話をしている時間にも角島はエメラルドグリーンの海のなかで
角島の時間が流れています。
こうしたことを思いだすと、
感傷とも違う何かゆったりとしたいい気持になります。
皆さんはこうしたスポットをいくつ持たれていますか？
次回は就活を終えるであろう次男も加え、
親子３人でどこへ行こうかと、地図を広げているところです。
ちなみに妻はバイクに乗らないので留守番でいじけ気味です。
