今日のスピーチのタイトルは
「リテラシー literacy-私の単語登録」
としてみました。
literacy .という言葉、耳慣れない方も多いと思いますが、
注意しているとTV、雑誌、学会、研究会、講習会などで
年1-2回は遭遇するんではないでしょうか。
literacy .webの辞書では
1 [U]読み書きの能力, 識字能力;教養がある[教育を受けている]こと.
2 (特定分野の)知識, 能力;(コンピュータなどの)使用能力とあります。
ただliteracy .は単独で使われることは少なく、
コンピューター literacy .英会話literacy .
という形でお目にかかることが多いと思います。
この手で行くと、調べてはいませんが
看護のliteracy、介護のliteracy、栄養のliteracy etc、etc
あるんじゃないかと思います。
始めにこの言葉に出会ったのは、当院に電子カルテが導入され、
サイボウズが導入されたころだったと思います。
10年以上前になります。
少し横道にそれて恐縮ですが、当院に電子カルテが導入されたのは
慢性期病院の中では全国でも最も早い時期だったようです。
導入を決断されたのは当時の病院長ですが、
当然のことですが職員がカルテを使えなくてはなりません。
職員が頑張った、パワーがあったと言えばそれまでですが
導入にあたっての実務を指揮されたのは副院長でした。
ご存知のように単語登録はコピペやカットペと同様に基本的な技術です。
カラス何故泣くのカラスは山に、かわいい七つの子があるからよ。
カラスと登録しておけば、次回、カラスと入力して変換キーででてくる。あれです。
当院の電子カルテの良いところは一度単語登録しておけば、
どの端末でも使えるところです。
日本語入力システム当院はATOKです。
単語登録の仕方は登録したい単語ないし文章をcopy(CTL+C)します。
次にCTL+F7(コントロールkeyを押しながらファンクション7のキーを押します。)
すると単語のところにcopyした単語ないし文章が表示されます。
それであとはヨミの欄にヨミを入力してokを押せば完了です。
もちろん一度登録した単語を簡単に削除する方法もありますが、
ここでは割愛します。
多分私は最も多用している一人だと思います。
単語登録した単語、文章カウントしてみたら600超えていました。
単語登録した単語、文章の一覧表を作っています。
何故一覧表を作ったか?今までで辞書が2回は壊れたからです。
始めからやり直しです。
それでback up用に一覧表を作りました。
この間、単語登録教えてあげた看護師さんから、
登録した単語の読みを忘れたと言うのです。
それで今朝のspeechネタにしようと思った次第です。
当然わたしも600のヨミを使っていますので、
同じことはあります。
私の対策、忘れそうであれば何種類かの自分が
思いつくと思われるいくつか複数のヨミで
登録しておくとよいとアドバイスしました。
紹介状が早くかける。
「いつも」と入力すれば
「いつも大変お世話になっています」と変換される。
職員の名前を登録しています。
これはカンファレンスの時の出席者を記録するのに有用です。
苗字をいれて変換すると職種とフルネームがでるように登録しています。
また職員の名前を覚えるのに役立っています。
名前を忘れそうな人は、苗字だけでなく職種でも登録したりしています。
繰り返し使う言葉、長い文章を登録しておくと、
業務の効率化、時間を節約できますし、
打ち間違いも少なく質も確保できます。
literacyといっても説明されるとわかる気がしますが、
なかなかぴんと来ないんじゃないでしょう?
相当する日本語はないかなと考えてみました。
‘使い’なになに使いの使いがよく当てはまるんじゃなかと思いました。
魔法使いの使い、魔法が上手に使えるためには、繰り返し練習する、
使って効果をみる、経験する、知識を積み重ねる必要があります。
「つかい」と入力したら、
literacy読み書き能力, 活用能力;教養[教育]があること.
(主題・領域の)知識能力, 応用力, リテラシー.
と変換されるようにしておこうかな?!
以上です。