小学校の3年、4年生の時の担任の先生が
40才前半ばの女性の先生だった。
忘れ物をすると平手打ちか、げんこつ。
図書室の本を返し忘れたら教科書でなぐられる。
今ならすぐニュースになる様な出来事だが、
当時は、児童の保護者も
「忘れ物するあなたが悪い」
と普通に思っている時代だった。
3年の最初に、その先生の好きな詩を覚えることになった。
半年間みんなで復唱し、半年経ったら後ろ向きで暗唱、
その後は一人ずつあてられ、復唱できなければ怒られる。
4年生になるとみんなが暗記していた。
その詩は、
「できる できる 真剣になればできる
できないと思えばできない できると思えばできる
どこまでも積極的に できることはできると信じ
永遠に自分は進歩したい できる できる かならず できる」
小学校の友達に会うと
「私たちはできるクラスだったもんね」
といって励まされる。
何か新しい事を始める時は、必ずそのことを思い出す。
出来ないかもしれないと思うより出来ると思う方が
結果も良くなるように思う。