ケアプランにニーズを記入するときには
必ず利用者の言葉で
「何々したい」
と記入することになっています。
利用者が生活の中で困っていることに着目し、
様々なサービス利用や活動などを通して、
「こうなりたい」
という気持ちを伺うようにしています。
ただこの作業は、しばしば上手くいかないことがあります。
特に支援が長くなればなるほど、
「今の状態が維持できれば良いかな。」
と話す方が多くなる傾向があります。
また、新たな試みについては、
「もう年だからねぇ、それはいいわ」
と言われる事も少なくありません。
実際、私自身に置き換えてみると
若いころに比べると
「今より、もっとこうなりたい」
などの気持ちは薄らいできているように思いますし、
「今のままがいいなぁ」と思うことも少なくありません。
先日、私は2つの研修に参加しました。
一つ目は、テレビや本で有名な先生の講演で、
具体的なエピソードを交え、
患者様の希望や目標をきちんと捉えて、
チームワークでアプローチすることの
大切さを学びました。
そして、もう一つは近隣の病院の先生の講演で、
目標を具体的にしてリハビリを
することの重要性を学びました。
介護保険制度もサービス利用した後に
どれだけ改善したかを
評価されることが重要になってきています。
評価するためには、最初の目標が重要になります。
私は、日々の支援や関わりの中で利用者様が少しづつ、
前向きに生活の中での目標を持って過ごせるような
仕事ができるように努力していきたいと思います。