お寺や神社にある御朱印帳が若い人の間で
流行していて専門店まで出来ているらしい。
2年前に友達に誘われて、お寺に行ったとき
御札を売っている隣で人が並んでいた。
御朱印帳に記帳してもらうために並んでいたようで、
私もせっかくなので並んで記帳してもらった。
中に紙がはさんであり、
「これは御祈願した証しで、ただのサイン帳ではありません」
と書いてあった。
流行りに乗っかっただけの私にはご利益はないだろうなと思った。
昨日、96才の方のお葬式に行った。
その方は16才の時に四国88箇所をまわられ、
その時に貰われた和紙の束を大事に保管されていて、
「自分が亡くなったらそれをお棺に入れてほしい」
と仰っていたが、お寺の方が
「今は手に入らないものなので、お棺に入れずとっておいた方がいい」
と言われていた。
私もその和紙を拝見させて頂いた。
和紙の色は変わっていたが、
80年経ったとは思えないほどきれいだった。
それを見て、私も2年前の御朱印帳を大事にしようと思った。