今の家に住んで13年がたちます。
中古の家を買ったので庭には大きな松の木や、
椿、息吹、赤目、ゆずなどが植わっていました。
両隣は家が壊され、空き地になっていたので
塀沿いにはなにも植わっていませんでした。
その頃主婦だった私は、当院へ就職してお給料が貰えることになり
お給料のたびに嬉々として花や木を買って植えていました。
ハナミズキ、ヤマボウシ、桜、ぐみ、かずら、夏みかん、蔦などなど。
数年は、なかなか大きくならないだろうなと思っていたが、
どの木も思っていた以上に大きくなり、花をつけ、太い木になりました。
蔦は家の塀を這い上がっています。
桜は植えたときには2.3㎝の太さの木だったのに、
今は2階の高さまで伸びました。
主人はこの家に来てから、
2年ほどで京都に単身赴任しましたので、
あまり庭のことには口出ししませんでしたが、
昨年、10年に一度の国内研究というので、
10月からは学会などで出張する以外はずっと家にいます。
久しぶりに家にいるとうるさくて仕方ありません。
まずは蔦を抜いてくださいと言われました。
せっかくここまで大きくなったのにいやだなと思っていましたが、
最後は主人に蔦を取るか、私を取るかと言われしょうがなく抜きました。
桜は、年をとってから自分たちが剪定できるように
小さくしようということで二人でロープを枝に渡し、
ヘルメットをかぶって電動のこぎり枝を払いました。
休日は、ああでもないこうでもないと言いながら
二人で庭作業をしている日々です。