昨年、認知症サポーターの養成講座の研修に参加しました。
認知症についての知識を深める事を目的に参加しましたが、
研修の主旨は、地域の方に認知症の知識を持って貰うための
「認知症サポーター」
についての啓発活動を目的とした研修でした。
私自身、認知症の知識は浅く、
人に伝える程の知識を持っていないので、
研修の趣旨を聞き正直不安になりました。
当院のドクターも参加されていましたが、
以前当院に在職していた人が市役所から参加されていました。
現在は、松江市役所における認知症啓発の
中心的な役割で活動されているとのことでした。
「これからどんどん活動していくから宜しく」
と言われ、少し嫌な予感がしておりました....
つい先日、市役所のその方から連絡がありました。
「市内で夜の19時に依頼があったんだけど、
あなた行ってくれない?」
との依頼がありました。
その日は、別の予定も入っていた為、
断ろうとも思っていましたが、
自分の勉強として良い機会と考え、
予定を調整して引き受ける事にしました。
当日は、50代から70代の方が中止となる
「要援護者の会」
という方々が聞きにきて下さいました。
何もない状態から話すのでは無く、
市役所から頂いた教科書に沿って、
お伝えする事をさせて頂きました。
実施した感想としては時間配分がうまくいかなかったり、
自分が伝えたかった重要な部分がうまく伝わらなかったこと事等
改めて人に何かを伝える事の難しさを感じました。
ただ、そんな話をきちんと聞いてくださり、
質問までして下さった事や、今回の準備で勉強させて頂いた事、
また、わずかながらも啓発活動のお手伝いができた事について
よかったと思っています。
私は仕事をしている中で地域の方に支援をして頂く事が沢山あります。
微力ではありますが今回のような活動で少しでも
啓発のお手伝いが出来ればと思いました。