今年の8月で、介護支援専門員として
鹿島病院へ入職してまる9年が経ちました。
25年前の小学生の頃、通っていた学校では
養護学校との交流や町の独居高齢者のお宅に訪問するなど、
様々な活動に参加したことが、
今となっては介護支援専門員としての源流なので
はないかと感じています。
それからスポーツに打ち込んだ学生時代を過ごし、
いよいよ進路を決めようと思った時期に介護福祉士の
養成専門学校に通っている先輩に出会い、
福祉の道に進むことを決意しました。
その後、市内のデイサービスに就職し、
5年後、介護支援専門員資格を取得、
縁あって鹿島病院に入職することとなりました。
しかし、当時の私は右も左もわからない
介護支援専門員一年生、
さらに元々、緊張型な上に人見知りであり、
対人援助職に向いてないかもしれないと
不安に思っていました。
そんな時、当時の上司の方に
「人と話す時は仕事をしている自分を演じ、
仕事モードにすると楽になるよ」
と助言を頂き、すごく気持ちが楽に
なったことが今でも心に残っています。
又、当時から自分に自信が持てなかった
私は言われたことでも
何でも自分のノ-トに書こうと、
とにかくメモをするように心がけるようにしていました。
内容は介護支援専門員の業務内容から、
電話の応対の仕方や先輩方のコーヒーカップの柄、
コーヒーの濃さなど、細かく幅広い内容が記してあります。
このノートは後に通称
「オレンジノート」と呼ばれるようになり、
後輩が入ってくる度にこのノートが
活用されるようになりました。
このノートは10年目になった今でも活用し、
現在、八代目
「オレンジノート」がもうすぐ埋まりそうです。
これからも悩んだり、迷ったりすることも
たくさんあると思いますが
そんな時はわたしの介護支援専門員としての原点である初代
「オレンジノート」
を開き、うぶな自分を思い出し、
ほくそ笑みながら初心に立ち返り、
介護支援専門員として今後、20年、
30年とがんばり続けたいです。